これは私が高校生のときに体験した話です。
私の実家と通っていた高校はかなり距離があり、よく親に送り迎えをしてもらっていました。
その頃、地元には新しく高速道路ができ、高校の近くにインターがありました。
「試しに今日は高速乗ってみようよ!ちょっとは早く帰れるかな。」
どこを通っても車で片道30分以上はかかってしまっていました。
とにかく早く帰れる道を、の一心で、初めてその高速道路を使ってみました。
インターまでは、全くと言っていいほど街灯がありませんでした。
暗いなぁ。怖いなぁ。
しばらく道を進むと、灯りが見えてきました。
2件並んであるラブホのイルミネーションでした。
道を進んでいくと、コンッと車に何かが当たる音がしました。
石でも当たったのかなぁ。
全く気にせずに高速に乗り、その日は家に着きました。
後日、その日もまた同じ高速に乗って帰りました。
相変わらず、真っ暗闇の中でラブホのイルミネーションが輝いていました。
そして、またコンッと石が当たりました。
「なんかここ気持ち悪いな。」
少しだけ霊感のある母がそう言いました。
そしてまた後日、同じ高速に乗りました。
また石が当たりました。
不思議なことに、前回も前々回も同じ場所で石が当たりました。
真っ暗な道のため、自信を持って言い切ることはできませんが、毎回同じような場所で、高校を出発して同じくらいの時間で石が当たっていました。
私はあの場所に心当たりがありました。
あの近くには、あるいわく付きの場所があったのです。
あの某掲示板の心霊スポットスレの書き込みを見て知っていました。
道路にあった小石が何かの拍子に当たったのだとばかり思っていましたが、あれは本当に小石が当たった音だったのでしょうか。
コンッっという渇いた音。
もしかしたら、窓ガラスをノックしていたのかもしれません。
あの音は母にもはっきりと聞こえていたようでした。
あの場所にはもう2度と行きたくない、と。
母には心霊スポットの件は言えませんでした。
あの日以来、あのインターは使っていません。
あの輝いていたラブホや高校の近く、あのコンッという音がしたあたりには、近づいていません。
いわく付きのあの場所は、現在はグラウンドになっており、今もなお、学生が利用しているそうです。
恐怖郵便①
その他

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